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自動洗浄【洗エールレンジフード】を購入して後悔した5つの理由

Architect 建築

この記事は自動洗浄が出来るレンジフード、「洗エールレンジフード」について9年間使用したユーザーである筆者が下記の内容でまとめています。

☑洗エールレンジフードのデメリット

☑洗エールレンジフードのフィルター交換

☑「点検3」が点灯した時の対処法

☑「点検3」の対処法

☑「点検3」のメーカーの対応

☑メーカー点検に掛かった費用

☑洗エールレンジフードフィルター交換の時期

執筆者 Masa モリモト
執筆者 Masa モリモト

洗エールレンジフードを自宅に採用して後悔した理由が5つあります。

記事の内容は洗エールレンジフードかパナソニックDWシリーズを検討しているあなたに向けて、購入して後悔しないためにユーザーの視点で書いた内容です。

購入前に知っておくと良いことをまとめていますので、これからレンジフードを選ぶ方に参考になる内容になっています。

この記事のレンジフードは「パナソニックDWシリーズ」

初めにこの記事では、筆者が自宅で使用しているパナソニックのレンジフード「DWシリーズ」について書いてあります。

パナソニックのDWシリーズとクリナップの洗エールレンジフードは同一商品で、販売しているメーカーごとに商品名と品番が違うだけです。

パナソニックのDWシリーズとクリナップの洗エールレンジーフードのどちらも、この記事の内容に当てはまる事情が発生した際のメーカーの対応は同一になります。

洗エールレンジフードは優秀

洗エールレンジフードはキッチンの掃除で一番汚くて、面倒な作業のレンジフードのフィルター掃除を自動で簡単にやってくれる優れものです。

ぬるま湯を入れてボタンを押すだけで掃除を完了してくれます。

掃除が終われば、油で汚れたお湯を捨てるだけ。

本当に便利で楽ができる商品です。

筆者は建築士という職業柄、様々なメーカーのレンジフードの納入経験がありますが、洗エールレンジフードが発売された当初から本当に良い商品だと思っていました。

その理由はやはりフィルターの掃除が簡単にできることです。

設計を手掛けたお客様に勧めてきたのはもちろんのこと、自宅を建てる時は洗エールレンジフードを購入しようと決めていました。

では何がデメリットなのでしょうか??

それは、「フィルター交換」です。

使っていて他にデメリットになりそうなことはありません。

では、「フィルター交換」の何がデメリットなのか。

詳しく説明していきます。



洗エールレンジフードの使用状況

今回のエラーが出るまでの使用状況は下記のとおりです。↓

☑2015年の2月に完成した住宅に設置
☑使い始めは2015年3月から
☑使用期間 5年 9ヶ月
☑2020年12月に「点検3」が点灯 フィルター交換の時期が来る

上述しているように、試用期間は5年9ヶ月。

特に油を使った調理が多かったわけではないので、いわゆる「普通」に使用してきたと思っています。

この商品の特徴である「自動洗浄」は洗浄ランプが付いたらすぐに洗浄していました。

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デメリット① フィルターの寿命が短い

まず最大のデメリットはフィルターの寿命が短いことです。

我が家の使用状況は特別メーカーの説明書に書いてある寿命が短くなる要素はありません。

メーカー説明書には下記の通りの記載があります。

・交換時期の目安 10年
・10年間とは、中運転の換気を一日あたり5時間運転させた換気量
・油・煙・埃の多い使用状況下では交換時期が短くなる
・洗浄ランプが点灯したら自動洗浄を行う
・適切な洗浄方法でおこなわれない場合、フィルターの寿命は極端に短くなる
この記載の中で、フィルターの寿命が短くなる要素は筆者の自宅の場合一つもありません。

メーカーの方が検討中の方にフィルターの寿命を説明する時は、最大の10年と説明しています。

説明を受けたユーザーは、フィルターが10年持つものと考えるのが普通でしょう。

仕事上、お客様に勧めた以上、メーカーが言う10年間から大きく差があるとクレームになる可能性もあります。

使用状況なんか使っている方の感覚でいくらでも変わってしまうものです。

メーカーHPに愛用歴2年のユーザーの声が掲載されています。

この商品は2年ではメリットしかわからないでしょう。

洗エールレンジフードを検討中の方は、ユーザーの声の良い面だけで判断せずに、10年持たずにフィルター交換の可能性もあることを踏まえて検討することをオススメ致します。

デメリット② フィルターの交換時期が事前にわからない

フィルター交換の寿命が短いデメリットに、交換時期が事前にわからないことが追い打ちをかけたデメリットです。

プリンターのインクのように、交換時期の目安すらわかりません。

これが最悪でした。

では何が最悪なのか。

次に説明します。

デメリット③ 「点検3」点灯→レンジフードが使えなくなる

この商品はフィルター交換の時期が来ると上の写真のように、「点検 3」とランプが点灯します。

そして、このランプが点灯するとレンジフードが使えなくなります。

フィルター交換をするまでレンジフードが使えないのです。

メーカーに問い合わせたところ、解除方法な無いとのこと。

フィルター交換が終わるまでレンジフードは使えません・・・

事前にフィルターの交換時期もわからず、いきなり点灯してレンジフードが使えなくなるのです。

我が家では年末にこのランプが点灯しました。

年が明けて修理交換の対応が始まるまでレンジフードが使えないのです。
(2020年12月末現在)

最低10日はレンジフードが使えない生活になってしまいました。

調理の機会が多くなる年末年始にレンジフードが使えないのは最悪です。

そして、高断熱・高気密の住宅でレンジフードが使えないと、調理時の臭いが室内に充満してしまいます。

かろうじて火は使えるので調理はできます。

ですが、事前に交換時期がわかり、早めにフィルター交換ができるようにアップデートする必要があるかと思います。

筆者の自宅の場合、壁の内装仕上げにシラス壁を使っています。

シラス壁のおかげで家の中に調理の匂いが充満しなくて済みました。

デメリット④ フィルターの交換費用が高い

まだフィルター交換は済んでいませんが、ネットで調べたところ3万円ほど

10年で3万円なら高くはないかもしれません。

ですが、自動洗浄が売りである以上、6年弱で3万円は高く感じます。

レンジフード本体の価格も決して安い部類ではないので、フィルター交換を短期間でやっているようでは結果的に高いだけのレンジフードになってしまいます。

デメリット⑤ 「点検3」は相談窓口で解決できない

「点検 3」が点灯したのが年末だったこともあり、修理は年明けになることを覚悟はしていました。

フィルター交換は年明けで良いにしても、何かレンジフードを動くように出来る方法がないか。

僅かな可能性にかけて、説明書に記載のメーカーの相談窓口に電話しました。

☑このページだけで3つ問い合わせ先の記載があります。

筆者の場合、自分が工務店・工事会社で購入に該当します。

この「修理ご相談窓口」に電話して品番と症状を説明すると、担当が違うとのことで別な窓口の電話番号を案内されます。

そして、一度電話をかけたところをまた案内されたり・・・

この繰り返しで、4箇所か5箇所案内されました。

何回も症状と品番を伝えたので品番を暗記してしまったくらいです・・・

結果は・・・

「何も解決しなかった。」

毎回症状と品番を伝えて、待たされる。

そして、窓口から帰ってきたのは上の写真の説明書に記載されていることがそのまま帰ってきただけです。

最終的には修理依頼窓口で修理を依頼して電話が来るのを待つだけになりました。

「点検 3」が点灯した際の解除方法がないのだから、最初から修理受付で良いと思います。

このやり取りで45分から60分くらい無駄になりました。

もし、「点検 3」が点灯してこの記事にたどり着いた方は、最初から修理を依頼することをオススメします。

レンジフード修理

まとめ フィルター交換時のユーザーの対処法

トラブルや修理交換依頼は設置した業者に任せるのがベスト

私の場合は仕事柄、自分が施工業者にもなります。

年末年始で販売店経由でメーカーに問い合わせることが出来な時期であったため、自分でメーカーの窓口に電話しました。

もしあなたの使っているレンジフードにフィルターの交換時期が来たら、まずは施工した業者に連絡しましょう。

そして、私が一番無駄に感じたメーカーとのやり取りを業者に任せてしまうことがベストです。

その方があなたの手を煩わせることがありません。

明らかにメリットの方が多く、フィルター交換を除けば、建築のプロとしても自信を持ってお客様にすすめることが出来る商品です。

ただ、唯一のデメリットであるフィルター交換に関しては、かなりのデメリットで改善されない限り他の選択肢も有りなのではないかと思います。

・フィルターの交換時期が事前にわからない。
・交換時期が来たらレンジフードが使えない
・交換時期の目安もわからない

ショールームに行って説明を受けても、説明する方が実際に使ったことがないとリアルな説明はできません。

このレンジフードを検討中の方は、この記事のデメリットを知った上で購入の検討をすることを強くオススメします。

早めにフィルター交換をするしかない

このレンジフードは上述したとおり、「点検3」が点灯すると、フィルター交換するまで使えなくなります。

そうなると、ユーザー自身が自分の使用状況を把握して、早めにフィルター交換を依頼するしかありません。

一応メーカーの方では、フィルターの寿命が10年程と謳っています。

使用状況によっては交換時期が早まるので、早めに交換するしかないのですが、費用も掛かることなので、あまり早く交換をしたくないものです。

できれば目一杯使用してから交換したいところです。

この点が、長く使っていくものであることもあり、便利さだけで購入を決めると危険な商品でもあります。

2021年1月のメーカー修理担当の対応の結果は・・

年末に「点検3」が点灯し、修理依頼をして年明けメーカーの修理担当の方が見に来ました。

結果はフィルター交換でもなく、原因不明の不具合が出て「点検3」が点灯したという結果でした。

掛かった費用は!?

結果的にフィルター交換ではなく原因不明のエラーだったとのことで、点検費用だけ請求されました。

費用は3,500円ほど。

修理担当の方が来たついでに、「点検3」が出た時の解除法はないのか聞いてみました。

専門の知識がないと解除できないらしく、しばらく様子を見ることになりました。

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メーカー対応後、一年使ってみて

メーカーに点検してもらってから一年ほど経ちました。

この間、同じ症状は出ていません。

症状は出ていませんが、洗浄ランプが付くとなんとなく嫌な感じがしてしまいます。

そして、洗浄が終わって、正常に使えるか今でも少しドキドキしならがら見ています。

この先普通に使えればよいのですが、次は本当にいきなりフィルター交換の時期が来て「点検3」が点灯する時期が来ます。

年末年始や長期間休みでメーカーが対応できない時期にフィルター交換の時期が来てしまうと、あなたも筆者と同じ経験をしてしまいます。

やはり事前にフィルター交換の時期がわかったほうが良いことには変わりません。

2021年の1月にクリナップのショールームで、この記事の内容を話した所、現在の新しいモデルでもフィルター交換を事前に知らせる機能はないそうです。

フィルター交換が事前に分かる機能が付いた時に、洗エールレンジフード、自動洗浄のレンジフードが完璧に近い商品になるのではないでしょうか。

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