この記事はこれから家の暖房を薪ストーブにする予定、または薪ストーブを購入して使い始める前の「薪ストーブ初心者」の方に向けて書いています。
薪ストーブは好みのデザインや家の出力に合った薪ストーブ本体と煙突を設置するだけでは便利に使えるようになりません。
薪ストーブを便利に使うためには専用のアクセサリーを最低限揃えておく必要があります。
でも、どんな薪ストーブアクセサリーを揃えたら良いのかは薪ストーブを使ったことがない方にはわからないものです。
「まずは最低限の薪ストーブアクセサリーを揃えたい」
ユーザー歴11年の筆者が、最低限揃えておきたい薪ストーブアクセサリーを紹介・解説して、あなたの薪ストーブライフを始めから快適なものにしていくお手伝いをしていきます。
この記事を読むことで、あなたが下記に掲載したのメリットが得られる内容で構成しています。
| ☑薪ストーブの初期投資の総額の目安がわかる |
| ☑最低限の費用でアクセサリーを揃えることができる |
| ☑無駄なアクセサリーの購入を避けることができる |
| ☑快適な薪ストーブライフをスタートすることができる |
上記のメリットが得られる根拠は下記に筆者のプロフィールを記載のとおりです。

☑実務経験25年以上の建築士
☑薪ストーブを設置した家の設計実績が豊富
☑ユーザー歴11年の薪ストーブユーザー
☑ユーザー建築士
この記事で紹介している薪ストーブアクセサリーは、筆者だけでなく仕事だ携わった薪ストーブユーザーが毎日使っている必須なものばかりです。
また、薪ストーブアクセサリーはニッチな商品ですので、欲しい時に売り切れてることが多いです。
この記事を読んで必要だと思った商品がありましたら、シーズン前の早い時期でも購入しておくことを経験上おすすめします。
初心者におすすめの薪ストーブアクセサリー7選
①ツールセット

薪ストーブライフで必要なアクセサリー4点とスタンドがセットになっています。
このツールセットの一番の利点はスタンドがあることで収納スペースを取らないことです。
薪ストーブの周辺に置いておくことができて、移動も簡単なので掃除をする時も邪魔になりません。
それぞれのツール・アクセサリーの種類やサイズがどんな薪ストーブで使っても使いやすいサイズになっていますので、無難に使いこなすことが出来るようになります。
②塵取り
薪ストーブを使う季節になると、薪から落ちる木くずや、炉内から出る灰で薪ストーブの周辺がかなり汚れます。
薪ストーブ周りの掃除をする時に必須なアクセサリーが塵取です。
塵取は拘りがなければ安い物でも十分ですが一点だけ気を付けておきたいことがあります。
必ず鉄やステンレス、ブリキなどの不燃性のものを購入することです。
③耐熱グローブ
耐熱グローブがないと薪ストーブは使えないと言えるくらい必須です。
耐熱グローブは薪ストーブを使う季節になると毎日使います。
毎日使うだけに、耐熱グローブには次の4項目をクリアした商品を購入することが重要です。
| 1.耐久性 |
| 2.耐熱性 |
| 3.履きやすさ |
| 4.手の動かしやすさ |
簡単に破れたり、ほつれることがなく愛用できる耐久性。
薪の補充や位置の調整の時に熱さを感じない耐熱性。
使う時にさっと簡単に履くことができる履きやすさ。
手が動かしやすいサイズ感と革の柔らかさ。
筆者は今まで様々なメーカーや広い価格帯のものを数点使ってきましたが、上記4項目をクリアした耐熱グローブは次の二点だけです。
それぞれ紹介・解説していきます。
スノーピーク 耐熱グローブ
6年間冬は薪ストーブで使い、夏はバーベキューの時に使ってきて耐久性の高さを実感したスノーピークの耐熱グローブです。
値段は高めですが、高い耐久性とデザイン性、ブランドが好きな方に強くおすすめできる耐熱グローブです。
スノーピークの耐熱グローブは履いた時の質感からすでに安心感があります。
薪の補充時や火の点いた薪を触っても熱さを感じることがありません。
6年間使い続けたスノーピークの耐熱グローブの画像を下記の記事で紹介していますので、長年使い続けるとどのように変化していくのか気になる方はご覧になってみて下さい。

MOON LENCE 耐熱グローブ
スノーピークの耐熱グローブの寿命が来て2024年の冬から使い始めた耐熱グローブです。
Amazonで見つけて購入しました。
MOON LENCHの耐熱グローブは何と言ってもコスパが優秀すぎます。
今まで使ってきた耐熱グローブの中では圧倒的に安かったので、品質に不安を感じましたが、レビュー評価が高く、失敗しても良いかなと思う価格だったので購入してみました。
使ってみた結果、耐熱グローブに求められる4つの条件を問題なくクリアしています。
スノーピークのものと比べてもコスパが優秀な耐熱グローブと自信を持って紹介できる商品です。
薪ストーブライフは多額の初期費用が掛かります。
初期費用を抑えつつ、必要な薪ストーブアクセサリーを揃えることができるようになる優秀な商品です。
④エコストーブファン

上の画像のものがエコストーブファンです。
エコストーブファンと聞いてもピンとこない方が多いと思います。
薪ストーブライフでエコストーブファンを使うことで以下の項目のメリットがあります。
| ・室内の空気を循環させる |
| ・電気を使わない省エネ設計 |
| ・ゼロに近い動作音で空気を循環 |
| ・暖めたい方向に熱を送れる |
薪ストーブで使うストーブファンは、薪ストーブの上に置くだけでストーブから発する上昇気流でファンが動いて室内の空気を循環させる商品です。(画像参照)
電源を一切使わないとてもエコな商品になります。
10年以上使い続けていますが、故障の気配もなく毎日大活躍してくれています。
ストーブファンを置いている時と置いていない時の各部屋の暖かさのムラの違いを体感できています。
部屋が広く、天板の広い薪ストーブ本体を使う予定か現在使っている方は、暖かくしたい部屋の方にストーブファンを向けて二台以上置くと家の中の温度差のムラが無くなります。
⑤ログキャリーまたはウッドストッカー
この章では薪ストーブライフで必ず必要になる薪を運ぶためのツールを紹介します。
「薪を運ぶ」作業は毎日の作業になりますので、できるだけ一度に沢山運んだ方が楽ですし、効率よく時間を使うことが出来るようになります。
女性におすすめの「ログキャリー」と男女かかわらずおすすめの「ウッドストッカー」を紹介します。
ログキャリー
屋外の薪置場から室内に薪を運ぶ時にログキャリーやウッドストッカーを使って運ぶと一度にたくさんの薪を楽に運ぶことができます。
薪ストーブを使うシーズンは薪を運ぶ作業が毎日のことですのでいかに効率よく本数を運ぶかが大切です。
女性におすすめなのはログキャリーです。
その理由は、持ち手が付いていて肩に掛けて運ぶことができるので、負担を減らして薪を運ぶことが出来るからです。
筆者が設計した薪ストーブを使っている家に住んでいる女性からも、薪を運ぶ時に持ちやすい作りになっていると評判が良いです。。
ウッドストッカー
ウッドストッカーは両端に持ち手が付いていて、薪を適量、重すぎない程度に収納して運ぶことができます。
そのまま薪ストーブの近くにおいておくだけでインテリアとしても様になる商品です。
⑥アッシュコンテナ
アッシュコンテナは薪ストーブで出る灰を入れておくツールです。
処分するまでの灰を安全に保管するために必要になります。

なぜアッシュコンテナが必要なのか疑問に思う方もいると思いますので説明します。
薪ストーブ炉内から灰を出した時に灰の中に小さな熾が残っていることがあります。
とても小さな熾でも火災の原因になりうるので、完全に消えてから処分する必要があり、アッシュコンテナで安全に処分できるまで保管する必要があります。
薪ストーブを使う時期になると結構な頻度で灰を出す必要がありますので、大容量のアッシュコンテナの方が便利です。
⑦ハースゲートXL
ハースゲートは薪ストーブ周囲を小さなお子様やペットを保護するために設置するものです。(画像下参照)

好奇心旺盛な年頃の小さなお子様がいる家庭で薪ストーブを使う方は必ず用意しておいて方が良いです。
ハースゲートは取り外しができるので、薪ストーブを使わない季節は一面ずつ外して収納できます。
ただし、小さなお子様がいる家庭では子供の激突事故の心配もありますので、心配がなくなるまで通年設置しておいたほうが安心できます。
また、ハースゲートは物干しとして使える一面もあります。
雪で濡れた衣類や洗濯物も薪ストーブの前のハースゲートで干せばすぐに乾かすことが出来るメリットも持ち合わせています。
まとめ
この記事で紹介した薪ストーブツール・アクセサリーは、薪ストーブライフで必ず必要になります。
筆者の経験上、薪ストーブツールをネットで安く購入しようとするとなぜか売り切れの商品が多い経験をしています。
早めに用意しておいた方が慣れない薪ストーブライフを安心して始めることができますので、この記事を読んで必要と感じたツール・アクセサリーは早めに購入しておいた方が良いでしょう。



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