【薪ストーブの炉台の種類と作り方】重要なのは「清掃のしやすさ」

Architect 建築

これからあなたの家に薪ストーブを置く時、「炉台」をどのように作ろうか検討していくと思います。

 

薪ストーブは家の「主役・顔」になります。

 

この記事では、今まで20棟以上薪ストーブを設置した家の設計をしてきた経験から、薪ストーブの「炉台」について書いていきます。

 

この記事では炉台をどのような素材やデザインで作るかではなく、炉台の床面からの位置について解説しています。

※この記事の内容は仕事を通して感じたことと、薪ストーブある家に住んでいる「お客様の声」。
薪ストーブのある家に住んでいる筆者の経験談から記事を書いています。
掲載している写真も全て設計を手掛けたお家の実例写真です。

 



炉台の作る上で大切な意外なこととは!?

【最大16万マイル】ANAの住まいとANAの住宅ローンは併用が可能

薪ストーブのあるお家に住もうとしているあなたは、炉台をどのように作ろうか、ネットや雑誌で薪ストーブの炉台の写真を見て色々妄想しつつ、検討中だと思います。

 

炉台の位置を床面から上げるか下げるか、またはフラットにするかで薪ストーブの見え方が変わります。

 

そして何より、仕事を通してお客様から聴くお話の中で、炉台の位置で「清掃性」が大きく変わるということがよくわかりました。

 

薪ストーブの周りはあなたが思った以上に汚れます。

 

筆者も薪ストーブのある家に住んでみて、掃除がしやすいことの大切さがよくわかります。

 

これから薪ストーブのあるお家に住もうと検討中のあなたは、見た目のカッコよさだけで決めずに、「清掃性」もよく検討して欲しいのです。

 

その汚れる範囲を最小限に抑えておくと、薪ストーブを使い始めてからの掃除がとても楽になります。

 

「フラット・一段上げ・一段下げ」の作り方で「清掃性」がどのように変わるかを解説していきます。

 



薪ストーブの炉台の作り方 床との高さ関係

炉台をフラットにする

☑広い居間の中心に鉄板を敷いただけのシンプルな作り

 

薪ストーブの下に円形にカットした鉄板を敷いているだけのシンプルな作りです。

 

鉄板の厚み分しか床面から上がっていないので、ほぼフラットと言えます。

 

薪を補充する際には、扉を開けた時にどうしても出てくる灰やすすが床に落ちます。

 

これらは非常に軽いので、フラットにすると薪ストーブの前を人が歩くだけでも広がってしまいます。

 

掃除の面ではこまめに気を使う必要がありますが、居間にさり気なく薪ストーブを馴染ませたいと言うあなたにはピッタリな作り方ではないでしょうか。

 

フラットにする作りは床との段差がないので、つまずいたりしずらいメリットがあります。

 

フラットにするからこそ、写真のように居間の真ん中においても高低差による支障がなくなります。



炉台を一段上げる

☑アンティークレンガで炉台と炉壁を作成

☑札幌軟石で造る炉台と炉壁

 

アンティークレンガや石を敷いて床面から一段上げる作り方です。

 

「清掃性」はフラットよりは少し良いですが、薪ストーブ周りを大きく作らないと床面に汚れが広がる点ではフラットとさほど変わりません。

 

一段上げることにより、薪ストーブの存在を強調することが出来ます。家の中に豪華さをプラスするには向いている作り方ですね。



これが一番オススメ!! 炉台を一段下げる ※清掃性抜群

ダイソン|掃除機

☑床面から10cm程下げてタイルで仕上げた炉台

 

☑居間の床面から大きく下がった土間に薪ストーブを設置

 



 

この一段下げるという作り方が「清掃性」という面ではお客様からダントツで評価が高い作り方です。

 

この作り方をしたお家に住んでいるお客様からは、

 

「一段下げて本当に良かった。」

 

とのお話を必ずと言ってもよいほど聞きます。

 

我が家もこの一段下げた作りにしています。

 

薪ストーブのあるお家に住んでいる方が遊びに来た時も、一段下げた作りを見て、

 

「うちもこうすれば良かった」

 

とお話する方が多いです。

 

「清掃性」を重視して炉台を作る際は一番オススメな作り方です。

 

一段下げた作りにすると、薪ストーブからの汚れ以外でも、床に落ちてたゴミをとりあえず一段下がった炉台に落としておきます。

 

そして、掃除をする時に薪ストーブの灰やすすと一緒に掃除をすれば良いので掃除が効率的になります。

 

とにかく薪ストーブ周りの掃除を楽にしたいというあなたは是非一段下げる作り方を取り入れてみて下さい。



まとめ

日本全国で実績多数|リフォーム比較プロ

薪ストーブの炉台の作り方を「清掃性」の面から記事を書いてきました。

 

炉台をフラットにする
炉台を一段上げる
炉台を一段下げる

 

どの作り方も家の主役になる薪ストーブの見え方が変わります。

 

あなたが薪ストーブを家の中でどのように22見せたいかの優先度で、炉台の作り方も変わるでしょう。

 

まずは「清掃性」の面からは「一段下げる」作り方をオススメします。

薪ストーブを導入する前に知っておきたいこと

薪ストーブの炉台を検討中のあなたには、合わせて知って頂きたいことがあります。

デメリットを知ることで薪ストーブを後悔しない

薪ストーブは知らないと購入したことを後悔してしまうことも沢山あります。

 

薪ストーブのデメリットを知っておけば、薪ストーブライフを始めてから後悔したり失敗したりすることを防げます。

 

薪ストーブのデメリットについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

 

デメリットを知ってからメリットを知ると薪ストーブライフが充実する

薪ストーブを導入することであなたの生活にメリットになることがあります。

 

薪ストーブのメリットについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

 

ツールを揃えて薪ストーブを使いこなす

薪ストーブライフが便利になるツールを使うことで、薪ストーブを暖房機器としてとても便利に使うことができるようになります。

 

まず最低限のツールを揃えておいて、薪ストーブを使っていくうちに自分の家に必要なアイテムがわかってきます。

 

薪ストーブの購入前は最低限のアイテムを揃える。

 

薪ストーブを使っていくことで、自分の家に更に必要なツールがわかります。

コメント

  1. oku より:

    初めまして
    ヨツールF500を使っているokuと申します。
    ストーブは、新築時に導入しました。
    見解をお聞かせください。
     ①業者に勧められるまま煙突径180で設置。
      抜けが良すぎて暖まり方が遅い気がします。
      メーカー推奨は150ですが、違いはあるでしょうか?
     ②初めてストーブを設置した建築士が設計した炉台で、
      断熱のため炉台が基礎とつながっていません。
      つながっていると、基礎に熱が伝わって冷めにくいと
      聞きますが如何なものでしょうか。
      炉台は十和田石で、煤で汚れやすくて困っています。
      

  2. Masa Morimoto Masa Morimoto より:

    oku さま

    コメント頂きありがとうございます。
    また、私の書いた記事を読んで、コメント頂いたことも大変嬉しく思います。
    ありがとうございます。

    早速ですが、問い合わせ内容の返答を致します。

    [1について]
    「抜けが良すぎる感じする」という点。

    まず本体の空気量を調整してみては如何でしょうか。
    次に煙突にもダンパーが付いているのでしたら、ダンパーでも空気量を調整してみては如何でしょうか。
    煙突にダンパーが付いていないとのことでしたら、業者に交換出来るか聞いてみて下さい。

    私もF500ユーザーですが、朝の焚き始めと日中多めの薪を足した時に本体と煙突のダンパーの空気量を全開にしますが、炎が上がって上昇気流ができたらどちらの空気量も中間にしています。

    炎の状況を見てもう少し空気を絞ることもあります。
    これで良い感じに無駄なく薪を燃やすことができています。

    「温まりが遅い気がする」という点
    F500のカロリーに対して家が大きいということはありませんか?

    もう一点、家の気密性と断熱性も薪ストーブだけではなく、どんな暖房方式を採用した際に暖まりに影響します。
    そんなこと知ってると言われてしまうかもしれませんが、上記は家の暖房方式と容量を決める際の大切な点なのでお伝えさせて頂きました。

    ちなみに私の家は冬はマイナス25℃以下になることもある、北海道の十勝というところで、高気密高断熱の住宅です。
    この地域で2階建て46坪の住宅をF500のみで全館暖房しています。

    「煙突径180」について
    メーカー推奨が150なので、180にした理由を建築業者もしくは設計者に伺ってみては如何でしょうか。
    私は径を180にしたことがないので、薪ストーブ屋またはメーカーから何らかの指示がない場合は、メーカー推奨どおりにしています。
    ですが今まで一度もそのような事例はありません。

    2について
    「断熱のため炉台が基礎とつながっていない」

    これは特に問題ないと思います。
    基礎に熱が伝わることはあると思いますが、基本薪ストーブの熱は殆ど下に行かないので、基礎とつながっていることが理由で多量の熱が基礎に奪われるといったことはないでしょう。
    この点は設計士さんの見解は間違っていないと思いますよ。

    むしろ基礎を暖めて冷めにくくする方が、薪ストーブの熱を無駄にしているような気がします。
    薪ストーブで基礎を暖めるといった考えの方が理解出来ません。

    炉台を冷めにくくさせるより、炉壁の方が熱が伝わるので、炉壁に熱を蓄熱させる方が効果的です。

    「十和田石で汚れやすい」点について
    十和田石は材質と色合いが、炉台に採用した際に、住んでいる方が毎日の掃除が大変になりそうですね。
    白い灰はまだしも、煤で黒く汚れたら掃除が大変そうです。
    浴室で採用したことはありますが、炉台で採用したことはありません。

    oku様の方に事前に使う材料の説明はなかったですか?
    十和田石を採用した経緯がわからないので何とも言えませんが、設計士主体で材料を選択している場合はメリットやデメリットの説明が欲しいところですね。

    炉台の使い勝手、特に清掃性については薪ストーブを使った家に住んでみないとわからない点です。
    見た目重視で明るい色のタイルを貼っている炉台も沢山見ますが、薪ストーブユーザー視点で言わせてもらうと、きれいなのは最初だけなんですよね。

    この点は、設計士の経験というより、ユーザー視点がある。もしくは知っている設計士でないと説明出来ないことだと思います。

    炉台は見た目より、清掃性を重視する必要があります。
    この点は設計士自身が薪ストーブを使っていないとわからない点です。

    以上、長くなりましたが私なりの見解で回答させて頂きました。
    疑問な点、わかりづらかった点がありましたらまたご質問頂ければと思います。

タイトルとURLをコピーしました