新築する新しい家に薪ストーブを付けたい。
でも、薪ストーブは普通の暖房と違い周りで使っている人がいないことが多く、心配なことや使っていくうえでのアドバイスをしてもらう人がいないことのほうが多いと思います。
設置するために掛かる費用や、薪の確保、メンテナンスや火災の心配など安全面での心配なこと、実際に新築で薪ストーブを付けて失敗した人もいるのではないかと心配になる方も多いと思います。
そこで、この記事では新築で薪ストーブを付けて失敗する人をゼロにするために下記の内容で解説していきます。
1.勉強不足が失敗を招く3つの理由 |
2.失敗しないために7つのことを知る |
3.デメリットを十分に理解する |
4.メリットを知ると楽しみになる |
5.結論 |
上記の内容を知ってから薪ストーブを付ければ失敗することはなくなると思います。
その理由は、筆者が薪ストーブのある家の設計と施工の実績が豊富な建築士であることと、自宅で薪ストーブを使っている薪ストーブユーザーとしての両方の経験をもとに記事を書いているからです。
建築のプロは世の中に沢山いますが、自分で薪ストーブを使っている建築のプロは限られてきます。
また、筆者は北海道の厳寒地で薪ストーブ一台で家を暖房する全館暖房として薪ストーブを使っているヘビーユーザーです。
薪の購入先の手配から、薪の自作まで薪ストーブに関する全てのことに経験があり、新築で薪ストーブを付けたいという方の悩みや心配に寄り添ったアドバイスをするつもりで記事をまとめました。
あなたが薪ストーブのことで知りたいことや心配なことが書いてある項目から読んで頂いても得られることはあると思います。
目次から該当する箇所をすぐに見れますので、気になる項目から読んで頂ければと思います。
勉強不足が失敗を招く3つの理由
新築で薪ストーブを付けて失敗した人は、薪ストーブのことを深く知らずに勉強不足のまま付けてしまっています。
この章ではなぜ勉強不足のまま薪ストーブを付けると失敗してしまうのかを下記の3つの項目で解説します。
1.普通の暖房ではない |
2.使えなくなる可能性 |
3.プロとユーザーのアドバイスが重要 |
一つづつ解説していきます
普通の暖房ではない
薪ストーブは自分で薪を入れて火を着けて、空気の量を調整しながら火力を調整して家の中を暖めます。
自分で手間を掛けないと暖房として使えないので、スイッチ一つで暖まる他の暖房と違います。
要は普通の暖房と同じようには使えないということです。
燃料となる薪も今流行の焚き火のための薪をホームセンターで購入するわけにはいかず、最低一冬分大量に購入する必要があります。
また、薪の購入は灯油の定期購入のように、無くなったら補充してくれるのではなく、冬になる前に自分で調達しおく必要があります。
薪が乾燥していないと乾燥させる期間を設ける必要があり、購入した薪がすぐに使える保証もありません。
乾燥薪として販売しているものでも、実際は乾燥が不十分で、積み重ねて乾燥させる必要があることも薪の現実です。
燃料になる薪の調達から、暖房として使うために手間を掛けないと使えない特殊な暖房です。
使えなくなる可能性
薪ストーブを普通の暖房と同じように使うためには、購入前に知っておく必要があることが沢山あります。
前述した薪の購入もそうですし、コストやメンテナンス、安全対策など事前に知る必要があることが沢山あります。
いざ購入して薪ストーブを使おうとしても薪が手に入らなかったり、メンテナンスができるお店が近くにないと薪ストーブを使っていくことができなくなります。
そうならないために、この記事では後ほどの章でその理由を詳しく解説していきます。
どの項目も薪ストーブを安心安全に使い続けるために必要なことですので、購入前に知っておいて頂きたい内容になっています。
プロとユーザーのアドバイスが重要
新築で薪ストーブを付ける時は、薪ストーブの専門店や専門知識と施工実績が豊富な建築業者、さらに薪ストーブユーザーのアドバイスはとても重要で役に立ちます。
これら3方向からのアドバイスを良く聞いて薪ストーブを購入することで、新築の家に薪ストーブを付けて失敗することはなくなることでしょう。
アドバイスをよく聞くことで、あなたが薪ストーブをやめることもあるかもしれませんが、これは薪ストーブを購入して失敗することを防げたことになります。
筆者は薪ストーブの知識が豊富な建築士で施工実績も豊富にあるので、工事的なアドバイスももちろん出来ます。
また、自分で設計した新築の家には薪ストーブを設置していて、もうすぐ10年になる薪ストーブユーザーです。
建築のプロでも薪ストーブを自分で使っている人はわずかですので、この記事の内容はプロとユーザーの2つの視点でアドバイスしている内容になりますので安心して読んで頂ければと思います。
失敗しないために7つのことを知る
この章では新築の家に薪ストーブを付けて失敗しないために知っておくべきことを次の8つの項目で深掘りして解説します。
1.費用(コスト) |
2.メインかサブか |
3.使わなくなる人の特徴 |
4.知識と経験がない業者に依頼しない |
5.薪の手配は早くやる |
6.小さい子供やペットの安全対策 |
7.薪ストーブありきの間取りを作る |
上記7つの項目は新築で薪ストーブを導入するに当たり最低限知っておくべきことになります。
すべて知ることであなたが薪ストーブを導入して失敗するということが無くなります。
費用(コスト)
まず知っておくべきことは薪ストーブを付けるために掛かる費用(コスト)です。
薪ストーブを付けるために掛かる費用(コスト)は次の3つがあります。
1.取付に掛かるコスト |
2.維持に掛かるコスト |
3.見えないコスト |
これら3つのコストを事前に知っておかないと、いざ見積もりを取った時に予算オーバーになったり、メンテナンス費用の負担が重くなってしまうこともあります。
一点づつ解説していきます。
取付に掛かるコスト
新築で薪ストーブを付けるためには薪ストーブを取り付けるためのコストが掛かります。
取付に掛かるコストは、ストーブ本体+煙突+施工費です。
薪ストーブの正確な見積もりを取るためには、家の間取りと屋根の形を決めて家の高さを決める必要があります。
その理由は、吹き抜けに設置するのか2階の床を貫通させるかで断熱煙突を採用する長さが変わると煙突の見積金額が大きく変わるからです。
さらに屋根の形で煙突の長さが変わるので、屋根の形も煙突の金額に影響します。
薪ストーブを設置するために掛かかるコストのうち、煙突に掛かる金額が大半を占めます。
煙突に掛かる費用が大きくなると、薪ストーブ本体に掛ける予算を圧迫してくることもあります。
一度決めた間取りと家の外観を前提に薪ストーブの見積もりを取ると、煙突に掛かる費用が大きいとで、ストーブ本体は少し安いものを使うといったこともあります。
薪ストーブ本体も希望の機種で拘りたい方は、薪ストーブを取り付けるための予算に余裕を持っておく必要があります。
維持に掛かるコスト
薪ストーブを安全に使っていくためには、煙突掃除を定期的にする必要があります。
薪ストーブ本体も機種に適したメンテナンスを定期的にする必要があるので、安全に使用できる状態で維持するためのコストが掛かります。
煙突掃除は使用状況によりますが、毎年~2年に一度のペースで実施する必要があります。
煙突掃除の費用は、依頼する業者にもよりますが15,000円~20,000円の間が多いです。
薪ストーブ本体は分解掃除をしてメンテナンスをする必要があります。
頻度は3年に一回位で、費用は30,000円~が多いと思います。
上述した費用は筆者が住む地域の平均価格ですので、あなたが住む地域の相場と異なることもあります。
また、郊外や僻地の場合は別途交通費も掛かることもあるので、薪ストーブを検討している段階で煙突掃除や本体の分解掃除のメンテナンスが出来る業者を探しておく必要があります。
見えないコスト
薪ストーブを使うためには、毎日薪を運んだり、購入した薪を積む作業、自分で薪を作る方は薪にする木を運搬し、薪を割るなど薪にするための作業が必要になります。
一冬に使う薪を積むだけでも半日から量によっては一日以上必要な場合もあります。
そのためには休日や帰宅後のあなたの大切な時間を使う必要があります。
時間も見えないコストです。
また、薪を作るための材料の運搬や工具を使うための燃料や電気代も掛かります。
どのくらい薪を自作するのかは原木が手に入るかどうかと、人によって作る量に差があるので一概に必要なコストは見えてきません。
薪ストーブを使っていくためには、他の暖房と違い自分の時間を使う必要があります。
これらの見えないコストが掛かることを知っておかないと、薪ストーブライフを始めた時に予想外のことで大きな負担に感じてしまう可能性があります。
メインかサブか
新築で薪ストーブを付ける時は、薪ストーブをメイン暖房として使うのか、週末や来客時など趣味や特別な時だけ限定的に使うサブ暖房なのかを決めておく必要があります。
その理由は、メインかサブかで他の暖房をどの熱源でどの程度の容量を設置するかを決める必要があるからです。
薪ストーブをメインとして使うのであれば、他の暖房は要らないか、若しくは容量を少なめに設定することで暖房工事の費用を余計に掛ける必要がなくなります。
また、薪ストーブをサブ暖房として使う場合は、他の暖房は薪ストーブを使わない前提で暖房の容量を設定しておかないと家を十分に暖めることができなくなります。
ここで注意しておいてほしいことがあります。
災害に強い薪ストーブ
薪ストーブを知らない人に限って、何かあった時のために他の暖房も家を暖められるように付けておいた方が良いと言ってきます。
いわゆる災害や故障時のように万が一に備えておいた方が良いと言いたいのです。
筆者の結論としては、万が一の時こそ薪ストーブがあった方が良いということです。
その理由は、薪ストーブは機械的な故障がなく、災害時の停電やガスが止まるということがないので、災害にめっぽう強いからです。
薪ストーブがあれば災害時でも暖を取るだけでなくお湯を作ることも出来ます。
他の暖房はボイラーや給湯器が故障すると使えなくなりますが、薪ストーブはメンテナンスを怠らない限りいきなり使えなくなることはありません。
もしあなたの周りや、薪ストーブのことを知らない建築業者が上述したようなことを言ってきた場合は適当に行っている可能性が高いので信用しないよう気をつけて頂きたいです。
使わなくなる人の特徴
この章では新築で薪ストーブを設置したのに使わなくなる人の特徴を筆者の経験をもとに下記の3点で解説していきます。
1.簡単に考えていた |
2.薪の確保ができない |
3.イメージ先行型 |
上記の内容は筆者が建築士として関わった方の現実的な話です。
知っておくことであなたが新築の家に薪ストーブを付けて失敗するというようなことはなくなると思います。
簡単に考えている
筆者は新築の打合せでお客様から薪ストーブの要望があった際は、薪ストーブのメリットよりもデメリットを重点的に説明します。
この記事に書いてある内容はすべて説明するのですが、お客様がなんとなく簡単に考えているのではと思うお客様は残念ながら失敗してしまっています。
特に薪ストーブを使うことで避けることが出来ない、毎日の薪の運搬作業や着火から灰の処理まで簡単に考えている人は負担が想像以上になってしまっているのだと思います。
あたながこれから新築の家に薪ストーブを付けたいと思っているのでしたら、ちょっとでも不安に感じることは異常なくらい検討を重ねておいた方が良いです。
薪ストーブは高額です。
簡単に考えていたせいで薪ストーブを使わなくなってしまうと後悔も大きくなってしまいます。
薪の確保ができない
薪の確保ができない人の特徴は、知人や友人でなんとなく薪になりそうな木をくれると言っている人がいる場合です。
木を譲る側もどんな木が薪ストーブで使う薪に適しているのかを知らないこともあり、結局冬を越せるだけの薪が集まりません。
さらに、自分で原木を購入して薪を作ろうと簡単に考えている人も、予想以上の重労働で冬まで薪を作り乾燥させるまで間に合わないケースがあります。
木を貰うあてがあるつもりだったり、自分で原木から自作できるだろうと思ってた人が、実際は上手くいかずに結局購入しているケースも少なくありません。
こうなると薪の購入費用が負担になり、薪ストーブを使う頻度が一気に減っていきます。
また、いざ購入しようとしてもシーズンが近くなると、薪が売り切れていて十分な量を購入できないこともあります。
薪を自分で作って確保しようと考えている方は、絶対に確保できる確証を得てから薪ストーブを付けることをおすすめします。
イメージ先行型
雑誌やメディアで薪ストーブがある優雅な生活を見る機会があります。
暖かいだけでなく調理もできるので、自分の家に薪ストーブを付けて友人を集めて色々なことをしてみたいとイメージが湧いてくる人もいることでしょう。
ここで気を付けて頂きたいのが、薪ストーブは良い面ばかりではないことです。
筆者も自宅の新築をした時は、設計段階で薪ストーブがある優雅な生活を妄想したものですが、薪ストーブのデメリットも知っていたから失敗しなかったのです。
イメージ先行で、知っておくべきことを知らないで薪ストーブを設置してしまった人は使わなくなる傾向にあります。
良いイメージが先行するのも理解できますが、薪ストーブの事前知識はネガティブな情報を重点的に知るようにした方が結果的に付けてもやめても成功することになります。
知識と経験がない業者に依頼しない
この章では新築で薪ストーブを付ける家を建てたいあたなが、薪ストーブの知識と経験がない業者に依頼しないほうが良い理由を下記の2点で解説していきます。
1.薪ストーブを使う前提の間取りを作れない |
2.やめた方が良いと言われたら業者を変える |
薪ストーブを付けた家を新築する業者を決める時に重要なポイントになります。
薪ストーブを使う前提の間取りを作れない
薪ストーブを付けた家の知識と経験がない業者や設計担当は薪ストーブを使う前提の間取りを作ることが出来ません。
薪ストーブの効果を十分に発揮しつつ、インテリアにもなるように設置するためには建築士や業者の知識とセンスが必要になります。
熱量の大きい薪ストーブで効率良く暖めるための間取りやストーブの設置位置。
さらに、煙突の施工に慣れた職人がいないと的確な施工ができません。
また、薪ストーブをさらに使いやすくするためには炉台をどのように作るのかも重要です。
間取りが出来てから薪ストーブの位置を後から決めているようでは上述したような注意すべき点を解決することが出来ません。
それだけ薪ストーブを付ける新築の家を設計するためには豊富な知識と経験、センスが必要ということなのです。
やめた方が良いと言われたら業者を変える
家を新築する時には複数のハウスメーカーや工務店にプランや見積もりの作成を依頼すると思います。
その際に薪ストーブを付けたいという要望を伝えた時に、業者の方からやめた方が良いといわれた際は要注意です。
その理由は、業者が薪ストーブの知識がなく、薪ストーブのある家に住んでからの薪の確保や使い方のアドバイスをする自信がないからです。
自分達の知識不足をあたかも薪ストーブが全て悪いかのような話をする業者がいるということを聞いたことがあります。
このような業者は薪ストーブの要望だけでなく、他の仕様についてもお客様の要望より、やりやすい自社の要望に合わせようとしてくる可能性がありますので、あなたが業者を変えた方が良いです。
薪の手配は早くやる
この章では薪を購入して確保する前提で薪ストーブを使おうと検討している方に向けて書いています。
薪ストーブを使うために最も必要なのは薪を確保することです。
あたなが家を建てる場所の近隣に薪を販売している業者や個人の人がいくらでもいるという場合は良いのですが、ほとんどの方は逆だと思います。
新築の家で薪ストーブを付けることを検討すると同時に、薪をどこで購入するのかの見込みを立てておく必要があります。
その理由は、薪を販売している業者は毎シーズン販売できる薪の量に限りがあることが多いからです。
薪ストーブを使っている人は薪の購入先を決めている人が多く、業者が販売を開始した早いタイミングで予約するか購入しています。
販売している側もいつも購入してくれる人に優先して販売するか、お得意様の紹介を優先していることが多いので、購入したことがない人の対応に差があることがあります。
このことから、あなたが新しい家で薪ストーブを使いたい時は、薪を販売している業者を早く見つけて、新築の場合は家が出来る前から予約する。
毎シーズン購入する時は、薪を十分に乾燥させる余裕を見て、薪ストーブを使い始める前のできる限り早めに薪を購入しておく必要があります。
小さい子供やペットの安全対策
新築の家で薪ストーブをつけようと検討する時に、小さい子供やペットが居る世帯で心配なことが安全対策です。
薪ストーブは非常に高温になるので少しでも触れると火傷をします。
小さい子供やペットが居る世帯には薪ストーブの周りにハースゲートという柵を設置すると良いです。
ハースゲートは薪ストーブの扉の部分に合わせてゲートが一面開くようになっているので、ゲートを設置した状態でも薪ストーブの扉の開閉も出来るようになっています。
壁に取る付ける部分には下地が必要な場合がありますので、新築で薪ストーブを付ける方は業者にハースゲートを付ける予定であることを伝えておく必要があります。
ハースゲートはサークル状にもなりますので、子供の遊び場所としても使えます。
薪ストーブを使わない季節は違う目的でも使えますので一年中使えます。
筆者は薪ストーブを使う時期が近くなってハースゲートを購入しようとしたら売り切れになっていて焦った経験があります。
安全面で絶対に必要になる商品ですので、薪ストーブを使うことを決めた時点で購入しておくことをおすすめします。
薪ストーブありきの間取りを作る
新築で薪ストーブを付けることを検討している方は、間取りの作成の段階で薪ストーブを設置する前提の間取りを作っておかないと失敗します。
その理由は、薪ストーブの熱で効率良く家の中を暖めるためには設置場所が重要になるからです。
間取りが出来てから設置できそうな空いている場所に薪ストーブを置こうとすると、薪ストーブの熱を効率良く循環させる位置に設置できなくなることもあります。
もうひとつの理由は、薪ストーブを設置するためには炉台が必要になり、薪ストーブの周りに炉台のスペースを設ける必要があるからです。
炉台については下記の記事で炉台の種類と特徴を詳しく書いていますので、これから間取りを検討中の方は合わせて読んで頂くと良いと思います。
新築で薪ストーブを使う家の間取りは、設計する人の経験が必要です。
間取りの作成を依頼する段階で薪ストーブを使いたいことを伝えてから依頼することが大切です。
間取りは薪ストーブ以外にも知るべきことが沢山あります。
下記の記事で一から間取りを作る時に知っておいた方が良いことを詳しく解説しています。
デメリットを十分に理解する
新築の家に薪ストーブを付けたい方は、薪ストーブの良い面よりデメリットを重点的に知るようにした方が良いです。
その理由は、薪ストーブは他の暖房と違うことが沢山あるからです。
デメリットを十分に理解した上で薪ストーブを付けている人で失敗する人はほとんどいないと思います。
薪ストーブのデメリットについては下記の記事で、筆者が今までの建築士としての経験とユーザーとしての経験から思い付く限りあぶり出して解説しています。
記事を読んで頂くことで、薪ストーブに対する心配なことはほぼ解決できる内容になっています。
メリットを知ると楽しみになる
デメリットも有りすぎるくらいあるのが薪ストーブですが、薪ストーブを付けることでしか絶対に得られない体験やメリットがあるのも薪ストーブの魅力です。
薪ストーブのメリットについては下記の記事で詳しく解説しています。
読むだけで薪ストーブのある生活の妄想が膨らみワクワクしてくる内容になっています。
結論
この章ではこの記事の内容を知って頂いたうえで、新築の家に薪ストーブを付けた方が良い人、付けても大丈夫な人。
さらに薪ストーブを付けることをやめておいた方が失敗しない人を解説していきます。
薪ストーブを付けた方が良い人
火のある暮らしをしたい、薪ストーブのデメリットを知ったうえでも新しい家で薪ストーブのある暮らしをしたい決意が固い人は薪ストーブを付けた方が良いです。
もし家族の中に薪ストーブはあんまりと思っている人がいたとしても、あなたがそれだけ新しい家の優先事項が薪ストーブであれば付けなかったことを後悔してしまう可能性が高いです。
薪ストーブの施工に慣れた建築会社で、薪ストーブがある家の設計の経験が豊富な設計士の方に間取りを作ってもらうことであなたの理想の家が出来ると思います。
やめた方が良い人
筆者の経験上、打合せをしていて薪ストーブのことを簡単に考えているのではと思う人は大体失敗しています。
デメリットを十分にアドバイスをしても、あまり聞く耳を持っていない様子が見受けられ、残念ながら薪ストーブを使わなくなっているか、使う頻度が少なくなっています。
また、すでに建築会社と契約してしまっていて、薪ストーブを付けたい要望を伝えるタイミングが遅くなってしまった方も要注意です。
間取りが出来上がっている段階で変更に応じてくれれば良いのですが、すでに出来上がっている間取りで薪ストーブを設置する場所をこれから探すようであれば失敗する可能性は高いです。
一番の懸念事項は、建築会社に薪ストーブの施工実績がないか少ないケースです。
実績がない業者は薪ストーブの設置場所から炉台の作り方までトータルに提案できないこともあるので、薪ストーブの後付けには十分に気をつけるかやめておいた方が無難です。
まとめ
新築で薪ストーブを付けたい方が失敗しないために知っておくべきことを下記の内容で解説しました。
1.勉強不足が失敗を招く3つの理由 |
2.失敗しないために7つのことを知る |
3.デメリットを十分に理解する |
4.メリットを知ると楽しみになる |
5.結論 |
上記の内容を理解してから薪ストーブの検討をして、新しく新築する家に薪ストーブを付ければ失敗することはゼロになると思います。
薪ストーブを使ってくためにはこの記事で書いた内容以外に、専用の薪ストーブアクセサリーやツールが必要になります。
薪ストーブを使っていくために揃えておかないと薪ストーブを使えなくなるアクセサリーやツールもあります。
下記の記事で必要なアクセサリーやツールを紹介しています。
薪ストーブを快適に使っていくためにアクセサリーやツールを揃えるための予算の目安を知ることができますので、この記事と合わせて読んで頂くことで薪ストーブの理解が深まります。
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