<プロモーションを含みます>

本当に必要!?2階にトイレの問題を6ステップで解決する

新築

2階にトイレがあると良いのか?

朝の起床時間や出かける時間帯が重なる家族がいる世帯では、家の中でトイレ待ちを経験したことがある人も多いと思います。

この記事では2階にトイレのある間取りを検討している方に向けて下記の内容がわかるように構成されています。

☑2階にトイレがあるメリット3選
☑2階にトイレがあるデメリット3選
☑2階のトイレを活用するためにすべき工夫
☑2階のトイレが使いやすい間取り間取り事例
☑2階にトイレを作る時の注意点
☑結論

上記の内容を知ることで2階にトイレが本当に必要なのかがわかり、さらに2階にトイレを作った時に活用できるようにすべき工夫を知ることが出来ます。

記事の内容は筆者が建築士として2階にトイレが欲しいという要望の間取りを作ってきた経験と、自分が2階にトイレのある家に住んでいる経験をもとに書いています。

2階にトイレがあることのデメリット・メリットを知り、2階にトイレがある家の間取りの事例を見て頂くことであなたの家に本当に2階にトイレが必要か判断ができるようになっています。

2階にトイレがあるメリット3選

自分の家に2階にトイレがある間取りにしようか悩んでいる方は、メリットとデメリットを知ることで本当に必要かどうかの結論を出しやすいと思います。

この章では2階にトイレがあることで、毎日の生活にどのようなメリットをもたらすかを解説していきます。

ポイントは以下の3点です。

1.トイレ渋滞を緩和できる
2.来客時に気を使わずに済む
3.夜中のトイレ対策になる

トイレ渋滞を緩和できる

トイレが一箇所の家に起こるのがトイレ渋滞です。

朝の起床時間やお出かけ前に家族でトイレ待ちができる家は多いと思います。

もしあなたの家族がこれに当てはまるのでしたら、2階にトイレを付けることでトイレ渋滞が緩和します。

トイレ待ちは無理に我慢する必要があるのでストレスも溜まります。

2階にトイレを付けて家の中のトイレを二箇所にすることで毎日のストレスを大幅に減らすことが出来ます。

また、家族間でも誰かが使った後にすぐに入ると臭いが気になることもあります。

この点も2階にトイレがあると、さり気なく誰かが使った直後のトイレに入らずに2階のトイレを使うことで、使った人もこれから使う人も臭いを気にせずにトイレを使うことができるようになります。

来客時に気を使わない

リビングのある1階のトイレを来客に使ってもらい、来客時は住んでいる人は2階のトイレを使うことで、来客も気を使わずにトイレを使うことができます。

2階のトイレであれば音も聞こえづらいので、来客を気にすること無くいつも通りの生活を送ることができるようになります。

夜中のトイレ対策になる

2階に寝室や子ども部屋のある間取りの家は2階にトイレがあると良いです。

その理由は夜中のトイレ対策です。

夜中にトイレで目が覚めて1階のトイレまで階段を降りていくのは危険を伴います。

寝室や子ども部屋と同じ階にトイレがあると寝ぼけていてもすぐにトイレに行くことができます。

また、子ども部屋と同階にトイレがあることで、子供が部屋にいる時にわざわざ1階に行く必要がないので使いやすい間取りになります。

2階にトイレがあるデメリット3選

この章では2階にトイレがあることのデメリットを解説していきます。

ここで解説するデメリットが自分には絶対に無理だと思う人は2階にトイレは付けない方が良いと思いますので、ご自分のライフスタイルに当てはめて読んで頂ければと思います。

ポイントは以下の3点です。

1.掃除の手間が増える
2.排水音が気になる
3.費用が掛かる

掃除の手間が増える

2階にトイレを作ることでもう一箇所トイレが増えます。

トイレ掃除の手間も2倍までは行かなくても、必ず掃除は必要になります。

掃除が大嫌いな方は2階のトイレもそうですが、1階もトイレを一箇所にしておいた方が良いでしょう。

排水音が気になる

2階にトイレを付ける時には1階の間取りとの兼ね合いが大切です。

2階のトイレの位置と合わせて排水経路を十分に検討しないと2階のトイレの排水音がストレスになる可能性があります。

間取りの段階で十分に検討する必要があります。

費用が掛かる

2階にトイレを付けることでトイレを付けるための費用とともに維持メンテナンスの費用も掛かります。

便器本体もそうですが、トイレの床や壁は汚れやすいので、内装のメンテナンス費用も頭に入れておく必要があります。

2階のトイレを活用するためにすべき工夫

この章では2階にトイレを作る時にやっておくことで、より使いやすく活用できるようになる工夫を解説します。

小物収納を忘れない

2階のトイレを作る時は1階のトイレより狭くて簡易的になることが多いです。

小さい面積で作ったとしてもトイレの中に小物収納を付けておくと良いです。

トイレットペーパーのストックや掃除用具を入れておく壁掛けの収納であれば狭いスペースでも取り付けできます。

ニッチを作って本や小物を置くスペースなどがあると雰囲気も変わります。

出来る範囲で小物の収納やディスプレイが出来るスペースを作ることをオススメします。

手洗い器付きの便器を付ける

2階にトイレか洗面台のどちらを付けると良いのかという問題があります。

設置できるスペースがあればどちらもあると良いのですが、手洗いをする程度のものが欲しい場合は、手洗い付きの便器を取り付けることで解決します。

2階のトイレが使いやすい間取り事例

この章では2階にトイレがある間取り事例を少し紹介します。

どの間取りも2階のトイレがとても使いやすい場所に配置されていますので、これから間取りを検討する予定の方の参考になると思います。

実際に住んでいる家の間取りのため全体像ではなくトイレ部分をピックアップした形で紹介しています。

事例1

3つの個室からのアクセスを重視してトイレを2階の中心に配置しています。

トイレが外壁面に接していないため窓が付けれませんが、センサーライトを付けることでトイレの明かりを確保しています。

事例2

子ども部屋と寝室からのアクセスを重視したトイレの配置です。

階段を登りきってすぐのところにトイレを作ることもできましたが、在室している部屋から近いほうがトイレが使いやすいので個室の近くにトイレを作りました。

子ども部屋とトイレの間の壁を防音壁としているので、使用している時の音はほぼ聞こえません。

事例3

子ども部屋からトイレには寝室を通ることもできますし、吹き抜け前の通路からアクセスすることもできます。

寝室からトイレまでの通路には、部屋の照明を点けることにより他の人が目を覚ましてしまうことがないようにフットライトを設置しています。

この間取りのポイントは2階のトイレが少し奥まった所にあることです。

吹き抜け下のリビングから見上げた時にトイレの出入りが見えない場所に配置されています。

2階にトイレを作る時の注意点

この章では2階にトイレを作る際の注意点を解説します。

理由はわかりませんが2階にトイレの要望をお持ちの建主さまからよく聞かれることですので、これから間取りを作っていく予定の方は知っておくと良いかもしれません。

鬼門を気にし過ぎない

鬼門にトイレが掛からないようにしたいという要望をお持ちの方がいますが、鬼門を気にすることと使いやすい間取りを作ることは真逆といっても良いほど相反するものがあります。

鬼門や風水にこだわりが強い方は鬼門・風水を優先して間取りを作ることで納得できる家ができると思います。

ただし、使い勝手も良くしたいけど鬼門も気になるというように鬼門や風水にそれほどこだわりはないのに気になるという方は間取り全般上手く出来ない傾向にあります。

優先順位をはっきりさせて、使い勝手とどちらを優先するのかが大切です。

1階と2階同じ位置に作る方が良いのか

1階のトイレと2階のトイレを同じ位置に作った方が良いという都市伝説的な意見を聞くことがあります。

おそらくどこかのネット記事とかで読んだんだと思いますが、1階と2階、同じ位置に作った方が良いということはないです。

同じ位置に作ることばかり考えていると間取りがまとまらず疲れてきてしまいます。

まずは間取りを作る人にトイレを作りたい希望の場所を伝えることです。

配管経路や他の部屋との兼ね合いを考えるのがプロの仕事ですので、間取りの希望以外のことはプロに上手く考えてもらったほうが賢明です。

すでに間取り作りで悩みすぎてどうしたら良いのかわからなくなってしまっているというあなたは下記の記事を読んでみて下さい。

注文住宅の間取り作りを一度で成功するためのポイントを5つにまとめています。

5STEPで解説 注文住宅の間取り作りを一度で成功に導く手順
注文住宅を新築したいけど、自分の家の間取りをどのように作り上げていくかわからないという方は多いと思います。 間取りを作成する業者選びから、いざ依頼した時に契約まで何回打ち合わせができるかなど不安なことも多いと思います。 この記事はこれから注...

結論

以上の解説してきたポイントから2階にトイレを作った方が良い人とやめた方が良い人を結論としてまとめていきます。

2階にトイレを作った方が良い人

3人以上の家族がいる世帯は2階にトイレを作って家の中にトイレを二箇所以上確保した方が良いでしょう。

トイレ渋滞によるストレスを緩和することが出来ます。

また、来客が多い家庭や2階に子ども部屋や寝室がある家も2階にトイレを作った方が使いやすい間取りの家が出来上がることと思います。

2階のトイレをやめた方が良い人

起床時間や出かける時間帯が重なる家族がいない世帯は2階にトイレを作ってもそれほど役に立たないかもしれません。

また、掃除の負担や維持メンテナンスの費用を少しでも増やしたくない人は2階にトイレは作らない方が良いです。

まとめ

☑2階にトイレがあるメリット3選
☑2階にトイレがあるデメリット3選
☑2階のトイレを活用するためにすべき工夫
☑2階のトイレが使いやすい間取り間取り事例
☑2階にトイレを作る時の注意点
☑結論

2階にトイレどころか1階のトイレをどこに付けようか悩んでいる。

リビングにトイレをつけようか悩んでいる方は下記の記事でリビングにトイレがある間取りで失敗しないためのポイントをまとめています。

リビングにトイレがある間取りは5つのことを知らないと失敗する
これから注文住宅の間取りを作成する方や建売住宅の購入を検討中で希望の間取りを探している方でトイレの位置で悩む方も多いと思います。 特にリビングにトイレがある「リビングイントイレ」を検討中の方にとって、見る機会が少ないリビングイントイレはどう...

リフォームの機会に2階にトイレを付けようか検討している方はリフォームで失敗しないためのポイントを下記の記事でまとめています。

悪徳業者を見抜いて理想のリフォームを成功させる5つのポイント
この記事ではリフォームで失敗しないためのポイントを5つの章でまとめて解説しています。 長年住んできた自宅をリフォームしたり、中古住宅を購入してリノベーションをしようとする時に、失敗してしまう原因で下記の5つの項目に当てはまることが多いと思い...

コメント