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お風呂の窓いる?いらない?問題を3つポイントを理解して解決する

新築

お風呂に窓がある生活はどうなのか。

窓を付けたいけど防犯性や、カビのリスク、掃除の負担など付けたけど後悔しないか心配な方も多いと思います。

この記事では新築やリフォームの機会にお風呂に窓を付けることを検討している方に向けて、下記のことがわかる内容になっています。

☑お風呂に窓があるデメリット8選
☑お風呂に窓があるメリット
☑お風呂に窓を付ける時の注意点
☑結論

筆者は建築士として住宅の設計をするに当たり、基本的にお風呂には窓を勧めるようにしています。

その理由はこの記事に書いてあるお風呂に窓があるメリットを重視しているからです。

自分で設計した自宅のお風呂にも窓がありますが、9年間住んできて窓を付けたことを失敗したり後悔したことはありません。

ただし、お風呂に窓を要らないという方もいますので、お風呂に窓を付ける派として実務でお客様から聞いたデメリットと合わせてお風呂に窓があることのデメリットを熟考してまとめています。

人が後悔する時は、知らなかったことが現実として起きた時に起こると思います。

そこでこの記事ではお風呂に窓があるデメリットに焦点を置き、メリットと合わせて知って頂くことで自分の家のお風呂に窓を付けるかやめるかを判断できるようになっています。

お風呂に窓があるデメリット8選

この章ではお風呂に窓があることのデメリットを8つ解説していきます。

お風呂に窓を付けたことで後悔する人はデメリットを知っていなかったことが原因であることが多いので、検討中の方は知っておくと良いと思います。

一日を通して暗い場所になる

お風呂に窓がないとお風呂の中が一日中暗い場所になってしまいます。

昼間に入浴する時や、掃除をするためにお風呂の中に入る時も外が明るい時間帯でも照明を点ける必要があります。

照明を点けることで光熱費が少しでも掛かりますので、光熱費を少しでも節約したい方にとってはお風呂に窓を付けておいた方が良いでしょう。

開放感がなく狭く感じる

お風呂はユニットバスが一般的で、0.75坪から広くても2坪ぐらいの広さのスペースになります。

決して広い場所ではないので明るいか暗いかで感覚的に実際の広さより広く感じたり狭く感じたりします。

この点からお風呂に窓がないと実際の広さより狭く感じて圧迫感を覚えることもあります。

お風呂を重視したい人は景色が良い場所であれば眺めを求めたり、窓を開けて新鮮な空気を入れながら入浴する開放感を求める方もいるでしょう。

窓がないことで、ただお風呂に入るだけ以外の楽しみがない狭い空間になってしまいます。

防犯対策が必要になる

住宅地や幹線道路など交通量が多い道路沿いの家のお風呂に窓があると、開閉方式によっては柵を付けるなどの防犯対策が必要になります。

窓からの空き巣被害や覗き被害も少なくないので、お風呂に窓を付ける時は住んでいる場所の近隣の条件をよく検討して、必要な場合は防犯対策が必須になります。

カビのリスクが高くなる

お風呂に窓を付けると、窓と壁のパネルの接続部分はコーキングで処理するのが一般的です。

掃除や換気を怠るとコーキングの部分にカビが付きやすいので、窓を付けることでカビが発生するリスクのある場所が増えることになります。

新しいうちは大丈夫なことが多いのですが、年数が経つと知らないうちにコーキングにカビがついていることがよくあります。

掃除が行き届きにくい場所はカビが発生しやすくなりますので、窓を付けることを検討中のあなたはカビのリスクも知っておいた方が後悔しない選択ができると思います。

掃除の負担が増える

お風呂に窓を付けることで、窓本体やユニットバスの窓枠の掃除が必要になります。

開閉できる窓や引違いの冊子は窓のレバーや枠の作りが細かく掃除が楽な部分とはいえません。

掃除を怠るとカビや汚れが溜まってしまいますので、窓を付けることで掃除の負担が増えてしまいます。

お風呂掃除が苦手な方は窓を付けない方が良いかもしれません。

虫が入るリスクがある

開閉できる窓を付けた場合、網戸を付けるのが一般的ですが網戸の隙間や網戸を閉め忘れて虫が入ってきてしまうということがあります。

入浴中にお風呂に虫がいると気持ちが悪いものです。

開閉できる窓がある以上、虫が入るリスクが伴いますので気になる方は開閉の出来ないFIX窓を付けるなどして虫の侵入対策をしつつ窓を付けると良いです。

ガラスから冷気が入る

サッシ(窓)は筆者が住んでいる地域では樹脂サッシが一般的に取り入れられています。

サッシは枠とガラスから熱が侵入してくるのですが、冬の厳寒期になるとガラス面からの輻射熱で冷気が室内に入ります。

窓がある以上避けることが出来ませんので、枠の材質とガラスの断熱性能が高い窓を付ける必要があります。

寒さが厳しい地域ではお風呂に付ける窓の断熱性能を高いものを付けておいた方が冷気が入りづらくなります。

窓はお金を掛けるほど性能が良くなるものですので、お風呂に窓を付ける時は少しでも断熱性能の高い窓を付けて快適に入浴できるようにしておきたいものです。

費用が掛かる

お風呂に窓を付けることで、窓だけでなくユニットバスのオプションの窓枠も必要になります。

特に少しでも費用を節約したいローコスト住宅ではお風呂の窓を付けることでコストアップになり負担が増えてしまいます。

コスト重視の方はお風呂に窓を付けるコストを掛けるべきかを慎重に検討した方が良いです。

お風呂に窓があるメリット

この章ではお風呂に窓があるメリットを解説します。

デメリットばかりでなくメリットもありますので、両方を加味した上でお風呂に窓を付けるべきかを検討して頂ければと思います。

開放感

お風呂に窓があることのメリットの一つに開放感を感じることが出来ることがあります。

外からの自然光が入ると気持ちがよく開放的な感じがします。

防犯対策で外からの視線を遮る型ガラスを付けた場合でも自然光は入ってきて気持ちが良いものです。

いつもの入浴をさらにリラックス出来るものになりますので、入浴時間を重視したい方はお風呂に窓を付けると入浴している時間をより良いものにすることが出来ます。

日中は照明がいらない

気分を変えて朝や日中にお風呂に入る時に、お風呂の照明を点けずに窓からの自然光だけで入浴するすると良い気分転換になりお風呂が楽しくなります。

筆者のような子供がいる世帯では、いつもと違う雰囲気でお風呂に入るだけで子供はとても喜んでくれます。

また、掃除をするだけのためにお風呂に入る時も照明を点ける必要がないので光熱費の節約にもなります。

自然換気が出来る

お風呂には換気扇が付いているのが一般的ですが、窓を開けて換気をすることで外の気持ちの良い空気で換気をすることが出来ます。

暑い季節は窓を開けて外の空気を感じながら入浴することもできますので、お風呂の窓が換気以外の役目も果たしてくれます。

風の通り道が出来る

間取りの計画でお風呂に付ける窓も換気経路にすることができます。

窓を付けることで家の中に風の通り道ができて、効率よく外の空気を室内に入れることが出来るようになります。

お風呂の窓は部屋の配置次第では家全体の換気に役立ちますので、外の空気で換気をすることを重視している方はお風呂に窓を付けると良いでしょう。

※リンク(まどり

お風呂に窓を付ける時の注意点

この章ではお風呂に窓を付ける時の注意点を下記の内容で解説します。

1.理想的な開閉方式
2.窓のサイズ
3.外からの視界を遮る

上記の3点を窓を付ける時の注意点で知っておくことで、お風呂に窓を付けたことを後悔すること無く、窓を効果的なものにすることができます。

理想的な開閉方式

お風呂に窓を付ける時には窓の開閉方式を気をつけて付けることが大切です。

寒冷地以外の家では引き違い窓を付けることが多い地域もあると思います。

筆者が住んでいる地域では、引き違い窓は防犯性や気密性が悪く、サッシ枠が汚れやすいというデメリットがありますのでお風呂の窓に引き違いサッシを付けることはありません。

お風呂に窓を付ける時は、横すべり出しの開閉方式の窓が理想的と考えます。

その理由は以下の点です。

・気密性能が高い
・防犯性が高い

横すべり出し窓は気密性が高く、開けた時に換気ができる程度しか窓が開かないので侵入される心配が非常に少ない開閉方式です。

どんな開閉方式の窓を付けたら良いかわからない場合は、横すべり出し窓を付けておくと良いでしょう。

窓のサイズ

お風呂に大きな窓を付けることが出来る敷地条件の家はとても少ないと思います。

ここでは一般的な住宅地でお風呂に窓を付ける時にどのくらいの大きさの窓が良いのかを解説します。

筆者が住む寒冷地でお風呂に窓を付ける場合はW:780×H:570のサイズの窓が多く、このサイズを基準に幅と高さを少し大きくするか小さくする場合が多いです。

これ以上大きいサイズの窓を付けると断熱性の低下や、防犯上の理由から安心して開けることができなくなるので、上記のサイズの横すべり出し窓を付けることが多いです。

引き違い窓を付けることが多い地域でも、お風呂の窓のデメリットを解決しつつ窓を付けたい時は横すべり出し窓の上記のサイズの窓を付けると良いです。

外からの視界を遮る

お風呂に窓を付ける時に気になるのが外からの視界です。

お風呂に窓を付ける時は目隠しのブラインドを付けるという選択肢もありますが、湿気の多い場所になるお風呂にブラインドはオススメできません。

その理由は、ブラインドの羽や操作部がカビやすいからです。

お風呂に窓を付ける時はガラスを型ガラスにすると良いです。

外からの視界を遮ることができて、型ガラスにすることの費用の負担もほぼありません。

結論

お風呂に窓を付けた方が良い人

お風呂に窓を付けた方が良い人はお風呂に入るということを重視している人です。

開放的で外の空気を感じながら、たまには照明を点けないで自然の明かりだけで入浴するにはお風呂に窓を付ける方法以外にありません。

筆者もお風呂には窓があった方が良いと考えていて、自分で設計した自宅のお風呂には窓があります。

この記事で書いたようなデメリットはありますが、常に照明を点ける必要がなく、たまに電気をつけないでお風呂に入ると良い気分転換になり窓があって良かったと思っています。

やめた方が良い人

掃除の負担や、お風呂の中に少しでもカビが入る場所をなくしたいという人はメリットよりデメリットを強く感じてしまう可能性があります。

お風呂に開放感を求めず、入浴を重視していない人はお風呂に窓はなくても良いでしょう。

まとめ

☑お風呂に窓があるデメリット8選
☑お風呂に窓があるメリット
☑お風呂に窓を付ける時の注意点
☑結論

上記の内容でお風呂の窓について解説しました。

リフォームでお風呂に窓を検討している方は、いきなり訪問してくるような悪徳業者と契約しないように注意が必要です。

自分たちの要望を叶えて理想のリフォームを成功させるためのポイントを下記の記事で解説しています。

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