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平屋にトイレは本当に2つ必要!?4つのポイントから結論を出した

新築

平屋にトイレが2つ要るか要らないか、将来家族構成が変わった時に要らないくなったり、メンテナンスにお金が掛かるから2つ付けるかを迷う方は多いと思います。

そこで、平屋に住んでいる、もしくはこれから平屋の注文住宅を検討している方に向けて、平屋にトイレが本当に2つ必要なのかがわかるように下記の内容でまとめています。

☑デメリットとメリットを理解する
☑2つ目のトイレは寝室の隣が良い理由
☑家族構成が変わった時にトイレが2つ要らなくなる!?
☑結論

上記の内容を知ることで、自分達家族が住む平屋にトイレを一つにするのか2つにするのかを決める手掛かりになります。

その理由は、この記事は筆者が建築士として20年以上の注文住宅の設計業務の経験と、トイレが2つある家に住んでいる経験をもとに書いているからです。

建築のプロとしての経験と、実際にトイレが2つある家に住んでいる経験を交えて記事を構成しています。

この記事を読んだ後にはあなたが住む平屋にトイレを2つ付けるか一つにするのかを決断できるようになっていると思います。

デメリットとメリットを理解する

同じ階にトイレを二箇所付けるとなると、家族の中で必要だと思う人といらないと思う人で意見が分かれることがあります。

必要派と不要派の意見をまとめて間取りに反映させるためには、平屋でトイレが2つあることのメリットとデメリットを知ることが大切です。

そこでこの章ではデメリットとメリットをそれぞれ解説していきます。

平屋にトイレが2つあるデメリット

掃除の負担が増える

トイレが2箇所になることで掃除の負担が増えます。

トイレ掃除が嫌いな方や負担に思う人はトイレを2つ付けるデメリットは大きいかもしれません。

他の用途のスペースを削る必要がある

新築の注文住宅を建てる時は予算がつきものです。

予算に合わせて広さにも限度がありますので、トイレを2つ付けるスペースを設けることで他の用途のスペースを削る必要が出てきます。

トイレを作るために必要なスペースに収納を作れたり、他の用途の部屋を広くした方が家の使いやすさが良くなることもあります。

家全体の間取りをよく検討して、他の用途のスペースを削ってまで本当にトイレが必要なのか家族間でじっくり相談してから決めると良いです。

費用が掛かる

トイレを2つ付けることでトイレの設置費用が掛かります。

単純にトイレが増えることで金額が増えるわけではありませんが、普通の部屋と違い将来のメンテナンスの費用も把握しておく必要があります。

便器の交換費用や、他の部屋よりトイレの壁や床が汚れやすいのでリフォームが必要な時期も早く来ます。

便器は10年~20年くらい持ちますが、掃除を怠ると床の傷みが早くなります。

ただし、メンテナンスのことばかり心配してトイレの数を決めると失敗する可能性もあります。

現在の家族構成がこの先何年くらい続くのかでトイレを2つにするか一つにするのかを決めると良いです。

その理由は、四人以上の家族構成が何年も続くのが確定しているのでしたらトイレが一つであるデメリットがストレスになるからです。

家族の通学時間や出勤時間が重なる年数が多いほど、トイレが2つあるメリットの方が大きくなります。

メンテナンスの時期に家族構成が変わっていたらトイレをやめて他の用途に変更することもできますので、リフォーム時の選択肢を多く残しておくと良いです。

平屋にトイレが2つあるメリット

男女分けて使える

男性と女性ではトイレの在室時間が異なると言われています。

平屋でもトイレが2つあることで家族の中で男性と女性で使うトイレを分けることができます。

トイレ渋滞を緩和できる

毎朝の出勤や通勤時間帯のトイレ渋滞を緩和できます。

この点が平屋にトイレが2つある大きなメリットです。

家族で外出する時も同様に、出掛ける寸前のトイレ渋滞を緩和することもできますので、一週間を通してトイレが2つあるメリットを活かすことができます。

来客時に使い分けることが出来る

来客に居間や玄関に近いトイレを使ってもらい、来客時に家族は他のトイレを使うという使い分けをすることができます。

来客も家族に気を使わずにトイレを使うメリットが有ります。

感染症対策になる

家族が感染症に罹ってしまった時に、他の家族と違うトイレを使うことで治るまで上手く隔離して使い分けることができます。

家族の誰かが風邪を引いてしまった時にも効果的なので、受験や仕事で重要な予定がある前の使い分けをすることが出来るようになります。

子供の我慢し過ぎを防げる

小さい子供ほどトイレをギリギリまで我慢する傾向にあります。

筆者の子供もそうですが、小さい頃は我慢しすぎてトイレで寸前に漏らしてしまうということもありました。

こんな時にトイレが一つだけで子供がトイレに行こうとした時に誰かが入っていたら完全にアウトです。

小さい子供がいる世帯ほど子供のためにもう一箇所トイレを付けることを検討すると良いかもしれません。

順番待ちの必要がない

通勤や出勤前と少し違うのですが、日常の中でもトイレの以降としたら誰かが入っているということがあります。

こういう状況になった時に、トイレが2箇所あると待つ必要がなくトイレストレスがありません。

家に居る時に余裕を持ってトイレに行くことの方が少ない人もいると思いますので、いつもトイレ待ちをする必要がない生活も良いものです。

トイレ臭が残ってないトイレを使える

来客や家族が使った後のトイレに入りたくない人は少なくないと思います。

トイレに入って匂いが残っているのは嫌ですね。

平屋でもトイレが2つあることで臭いの残らないトイレをいつも使うことが出来るようになります。

筆者もトイレが2つある生活に慣れると、前の人が入った後のトイレを使わなくなりました。

使った人も後に使う人に気を使わないので、臭い対策でトイレを2つつけるメリットも大きいと思います。

今いる場所に近いトイレを使える

家の中にトイレが2つあると、その時に居る場所から近い場所のトイレにすぐに行くことができます。

平屋でトイレを2つ付ける場合は、もう一つのトイレと離れた場所に付けることが多いと思いますが、行きたいと思った時に近くにトイレがある生活は実際に経験すると良いものです。

2つ目のトイレは寝室の隣が良い理由

この章では2つ目のトイレを付ける場所として、寝室の隣りにあると良い理由を解説します。

筆者が設計した注文住宅で同じ階にトイレが2つある間取りを作った時に、住んでから寝室の隣にトイレを付けて良かったと評判がとても良いです。

このような間取りで満足している人は下記のような人が多いです。

1.常にトイレが近い人
2.高齢の人が住んでいる家

実例で解説

上の間取りは二世帯住宅の間取りの実例です。

1階と2階の二世帯住宅ですが、1階の間取りで平屋にすることも出来る間取りになります。

寝室の隣にトイレを配置しています。

ウォークインクローゼットを通ってトイレに行くという動線は、図面だけを見ると違和感を感じる人もいるかもしれませんが、実際に住んでみると使いやすいと評判が良いです。

この場所のトイレは住んでいる人しか使わない前提なので、ウォークインクローゼットを通ってトイレに行く動線は問題になりません。

このように、平屋にトイレを2つ付ける場合は、使う人を限定してもう一箇所付けるという条件でトイレを増やすと良いです。

トイレが近い人

いつもトイレが近いと感じている人からは寝室の隣にトイレを付けた間取りがとても喜ばれます。

就寝中にトイレに行きたくなった時に寝室のすぐとなりにトイレがあると、トイレにいくのを我慢せずに過ぎにトイレに行けます。

すぐにトイレに行ってそのあとまた寝ることが出来るので、良い睡眠が出来るようになったと喜ばれます。

トイレが寝室の近くにない間取りの家だと、トイレにいくかこのまま寝るのかを迷っていて結局寝れない時間が長くなる経験をしたことがある人もいると思います。

寝室の隣にトイレがあると良い睡眠が取れる効果もあるようです。

高齢の人が住んでいる家

高齢になるとトイレが近くなります。

同一階に2箇所トイレがある間取りで一箇所を寝室の隣に付けた間取りの家を設計したことがあります。

高齢になってくるほど夜中にトイレに行く頻度が多くなったと自覚するようになり、寝室の隣にトイレを付けましたが、この配置がとても良かったと評判です。

夜中に離れた場所に行く時に転倒して怪我をするといったリスクも減りますので、高齢の人が住む平屋でトイレを2箇所付ける時は、一箇所を寝室の隣に付けることを検討してみても良いと思います。

家族構成が変わった時にトイレが2つ要らなくなる!?

子供が巣立って家を出たり、高齢の家族が居る方は将来家族構成が変わる可能性が高いです。

そのような時にトイレを2つ付けると要らなくなるのではと考える人は多いです。

この章では平屋にトイレを2つ付けた時に将来家族構成が変わった時に2つも要らなくなるのではという心配を次の2つのポイントで解説します。

1.居る場所から近いトイレを使う
2.家族が不在でも2つとも使うことが多い

居る場所から近いトイレを使う

トイレが2つある家に住み慣れると、その時に居る場所から近いトイレに行く傾向にあります。

特別な理由がない限り近いトイレを使うことが多くなる可能性がありますので、家族構成が変わってもトイレが一箇所要らなくなるといったことの方が少ないかもしれません。

家族が不在でも2つとも使うことが多い

家族が不在の日は一人で家の中のトイレを自由に使っているのですが、トイレをどのように使っているか思い出してみると、上記の理由からやはり2箇所とも使っていることが多いです。

トイレに行きたくなった時に近くにトイレがあると、家族が不在でトイレ待ちをすることがなくても2箇所とも使っています。

家族構成が変わってその家に住む人が少なくなっても、決して一箇所要らなくなるわけではないので、迷っているのでしたらトイレを2つ付けておいた方が良いと思います。

結論

平屋にトイレを2つ付けた方が良い人

子供が小さくこの先何年も一緒に暮らす年数が長い方は、トイレ渋滞やトイレ待ちを防ぐために平屋にトイレを2つ付けた方が良いでしょう。

将来子供が巣立った時にも帰省した時や孫と一緒に家に来た時にもトイレが2つあって良かったと思うことがあると思います。

また、自分が高齢、もしくは高齢の家族と一緒に暮らす平屋には、寝室の隣にトイレをもう一つ付けておくと夜のトイレ対策にとても重宝します。

やめた方が良い人

トイレ掃除の負担が増えるのが絶対に駄目という人は、平屋にトイレを2つ付けない方が良いです。

また、予算を削りたい人もトイレをもう一箇所付ける費用とメンテナンス費用も収納など他の用途の部屋を作るよりお金が掛かりますのでやめておいた方が良いでしょう。

まとめ

☑デメリットとメリットを理解する
☑2つ目のトイレは寝室の隣が良い理由
☑家族構成が変わった時にトイレが2つ要らなくなる!?
☑結論

上記の内容で平屋にトイレが本当に必要なのかを4つのポイントに分けて検証・解説しました。

平屋のトイレの数と併せて家族間で議論になるのが、2階建ての家の2階にトイレが必要か!?ということがあります。

平屋にするか2階建てにするか迷っている人は、二階にトイレを作る必要性も合わせて知っておくと良いと思います。

詳しくは下記の記事でまとめています。

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