【新築VS中古】建築のプロが伝える失敗しない中古住宅の選び方

Architect 建築

この記事では、中古住宅の購入する時の注意点、新築と比較しての中古住宅のデメリットを、実務経験20年以上の建築士である筆者が書いています。

 

新しい住まいを探す時、希望の地域に、外観や内装がきれいな中古住宅を見つけたらすぐに欲しくなり、不動産屋に問い合わせをしたくなるかもしれません。

 

そして、その中古住宅に見学に行き、見える部分の綺麗さにつられて購入を決めてしまう方もいると思います。

 

この記事では、目に見えるところだけでは決めてはいけない中古住宅ならではのデメリットと不具合・欠陥を見抜くポイントを書いています。

 

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あとからどんな不具合が出るかわからない

中古住宅は、外壁を塗装し直していたり、内装のビニールクロスを張り替えてすぐの状態であれば、とてもきれいで価格もお得にお感じます。

 

ただし、それらは目に見える部分がきれいなだけです。

 

購入して後々、どこからどんな不具合が出るのがわからないのが中古住宅のデメリットです。

 

水漏れ、屋根からの雨漏れ、窓の結露など、住んでみないとわからないこと。

 

住み始めてからすぐに、修理が必要な耐用年数が来る箇所もある可能性があります。

 

詳しくは次項から書いていきます。



メンテナンス時期の見極めが難しい

外装や内装がメンテナンスして間もない物件であれば、この点に関しては心配ありません。

 

他には設備機器。

 

お金のかかる給湯器がすぐに故障したり、電気機器が故障したり。

 

お風呂のユニットバスのコーキングが切れてくる時期が近かった等。

 

価格のお得さに飛びついてすぐに購入すると、結果的に後から出費がかさんでしまうことになります。

 

「解決法」
・不動産屋は建築のプロではないので、出来れば購入前に建築に詳しい知人がいれば、一緒に見てもらう。
・設備機器等は製造年月日を確認する。
・床下や屋根裏も確認できるところは確認する。


冬になると結露がひどく、家の中が寒い可能性がある

多量の結露可能性

窓に結露がびっしり付いて、冬の暖房機には結露を拭く作業が大変。

 

ということもあり得るのが中古住宅のデメリットです。

 

見学のときにはわからない点です。

 

「解決法と見抜き方」
・窓枠にシミがないか確認する。
・窓まわりの壁の仕上げ材にシミやカビの跡がないか確認する。
・窓のパッキンを確認。カビると取りづらい箇所なので、カビの形跡があるかもしれない。
最低限、上記のことを確認しておくことで、購入してからカビがひどいと後悔しなくて済むと思います。

家が寒い

家が寒いのは、建物の断熱性能と気密性が低いこと。

 

もう一点、家の広さに対して暖房の容量が足りないことがあげられます。

 

家が寒いという点も、住んでみないとわかりません。

 

「解決法と見抜き方」
・建物の断熱仕様が確認できる図面を見せてもらう。
・その図面を建築のプロに見てもらう。
・不動産屋に暖房の種類は当然のこと、暖房容量も確認する。


土地の瑕疵

中古住宅を見学する時に大事なことに、家の中の確認と、「敷地の綺麗さ」があります。

 

土地も一緒に購入するので、庭にゴミなどが埋まっているかもしれません。

 

売買契約の時の書類の一つに、売り主がその物件の瑕疵を知っているか知らないかを記入する書類があります。

 

祖母の家の売買の時に知ったのですが、「知っているか、知らないか」誰もが正直に書くとは限らないのです。

 

この書類の不思議な点は、「知らない」ことに出来るという点です。

 

「知っている」のに「知らない」と書いてあった時は、売買の時点で売り主は「知らなかった」ことになるので、後からの責任は発生しないそうです。

 

このような悪質な売り主と仲介している不動産屋に当たるリスクもあり得るのが中古住宅のデメリットと言えます。

 

「解決法と見抜き方」
・疑問な点が少しでもあれば、しつこいくらい質問する。
・見学の時点で、敷地内が汚かったり、鬱蒼としているような物件は買わない。


近隣のリサーチ

近隣に事情を説明する必要な方が住んでいたり、クレーマーやあなたの生活に支障をきたす人が住んでいる可能性もあります。

 

新築で土地を購入する時もこの点は同じです。

 

「解決法と見抜き方」
・購入前に時間帯をずらして検討中の物件の周りを見に行く。
・ゴミステーションが家に近い時は、ゴミの日も見に行っておく。
・何気なく散歩するのも一つの手。
散歩しながら近隣の状況を見ておく
近隣にあなたにとって絶対に無理なような人が住んでいると、毎日の生活が憂鬱になってしまいます。
時間と手間を惜しまずに、出来る鍵に事前に近隣の様子を見ておくようにしましょう。

中古住宅の欠陥が心配な時は

「中古住宅を購入したいけど、欠陥があるか心配。」

 

というあなたは「ホームインスペクター」に検討している物件の調査をしてもらうと、不安が少なくなると思います。

今出ている不具合の原因、これから後何年くらいでメンテナンス時期が来るのか、物件ごとに調査ができる範囲で知ることが出来ます。
お金は掛かりますが、長く住んでいく家の安心を購入すると思えば、高くない出費ではないでしょうか。

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