【新築のコンセント②】その場所には何個必要!?足りなくならない口数

Architect 建築

新築で大切な検討事項の中で建主様が一番苦労すると言ってもよいのが、照明計画・プラン、そして電気配線の検討です。

 

その中でこの記事では、後からコンセントを増やしたいという要望が多い部屋と場所をピックアップして、何個コンセントの差し込み口があれば後で後悔しないのかを解説していきます。

 

その後にアース線とLAN配線について解説します。

 

※コンセントの設置場所で悩む方はとても多いです。
その悩みを解決できるような記事があります。↓

【新築のコンセントの悩み】絶対に失敗しない設置場所と数の検討の仕方
この記事では、建築のプロである建築士の筆者が、新築のコンセントの悩みを解決する記事を書いています。 新築のコンセントの悩みや失敗で多いのが下の通り。↓ ・コンセントの数が足りなかった ・付ける場所を失敗した。 ・後から増やしたくなった...

 

※照明計画・プランに悩んだらこちらの記事を。↓

【新築の照明計画】照明プランで失敗しない方法を建築士が解説
この記事は、建築士である筆者が20年以上の実務経験をもとに書いた内容になっています。 手掛ける住宅はどの家もお客さまのこだわりの強い住宅。 言い換えればマニアックな家が多い。 そんなこだわりの強いマニアックな家の設計が得意...

 

設置場所ごとのコンセントの差し込み口の最低個数

テレビ周り

家が完成して住み始めてからコンセントが足りないということが多い箇所です。

 

あなたの生活スタイルで、テレビ周りで使いそうなものを極力ピックアップしておきましょう。

 

最低付けておきたい個数は、4口。

 

オーディオ類やゲーム機を使う方で、常に差し込みをしておきたい場合は10口あっても良いくらいです。

 

余っていても、生活スタイルの変化でテレビの録画のためのハードディスクなどが増える可能性がある場所でもあります。

 

多めにつけておいて良い場所です。



ワークスペース 書斎

PC、スマホやタブレットの充電器、プリンターなど沢山コンセントが必要になる場所です。

 

場所を少しずらして、最低12口はほしいですね。

 

筆者の自宅の事務所の部屋では、当初付けていた12口では少なく、18口くらいあっても良いと思ってます。

 

使うものが減るより、増える可能性のほうが高い場所なので、多めに設置しておいて後悔しない場所と言えます。

 

キッチンシンク周り



シンク周りは常時差し込んでおくものは少ない場所かもしれません。

 

ミキサー等の調理家電や電気ポットなどを使うことが多い場所なので、最低2口は付けておくと良いです。



食器棚 カップボード

電子レンジやトースターを使うことが多い場所です。

 

お湯を沸かす家電製品を使う場所になることも多いため、最低4口は付けておくとよいでしょう。

 

洗面脱衣室 家事室兼用の場合

メーカーの洗面化粧台には2口差し込み口がついている場合が多いです。

 

洗面脱衣室で、家事を兼ねる場合は作業をする場所に4口。

 

美容機器や、電動歯ブラシなど充電しておく必要があるものを使う場合は更に4口あっても多くないでしょう。

 

使いそうなものに合わせて多めにつけておくと良いでしょう。



アース線を付けるべき意外な場所

洗濯機や冷蔵庫、電子レンジののコンセントにはアース線が付いています。

 

家電量販店で設置込みで購入した時はお店の人がアース線も設置してくれるでしょう。

 

パソコンの電源の差し込み口にもアース線が付いています。

 

筆者はPCの電源のアース線の接続をしないで使用していて、雷サージで使えなくなった経験があります。

 

ワークスペースや書斎でPCを使う場所にアース線をつけるのは一般的ではないように思います。

 

万が一に備えてPCの使用箇所にアース線を付けておくことをオススメします。

 

今の時代のLAN配線

WIFIが一般的になり、コンセントプレートにLANの配線をすることが少なくなりました。

 

WIFIをメインで使うのならLAN配線はもう必要ないのでしょうか?

 

筆者はPCでネットを使うために有線接続でネットを使っています。

 

リモート会議や、ネットゲームをする方ならやはり有線接続のほうが、ネットのつながりに安定感があります。

 

新しいノートPCではLANの差し込みがない機種が増えてきているので、有線LANでネットをする方はPCの機種選びから慎重になる必要がある時代ですね。

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