【新築間取りの変更】建築士が伝える変更しても良いタイミング

Architect 建築

この記事では、建築士である筆者が、新築の間取りの打ち合わせで、このタイミングなら対応できるという変更のタイミング。

 

そして、打ち合わせを進めていく上で、対応できる変更の内容をお伝えします。

 

契約前、見積り提出後、契約後に分けて解説していきます。

 

※新築で間取りは絶対に失敗したくないと思います。
失敗しない方法を下記ブログで詳しく解説しています。↓

【新築の間取り】”プランニングのプロ”が後悔失敗させない方法を解説
この記事はこれから住宅の新築を検討中で、これから間取り、いわゆるプランニングを進めていくあなたが、間取りで後悔・失敗しないためにはどうすれば良いかの回答が分かる記事になっています。 筆者自身建築士として、お客様とプランニングの...

プランニング、見積り無料は何回まで?

どこのハウスメーカーや工務店でも、プランニング・見積りは無料と言うでしょう。

 

 

確かに無料なのですが、筆者のような規模の小さな工務店での設計では何回もプランニングや見積もりに対応するわけにはいかないのが本音です。

 

 

なにより、何回も間取りを変更しているようでは、お客様自身がその後、満足の行く間取りが出来上がる可能性のほうが大きいのです。

 

 

筆者は20年以上の経験から、有料無料を問わず、お客様が話を進めていく上でその後満足できる内容になるのは3回と考えています。



変更するほど満足できなくなる理由

事前にお客様の要望を聞いて間取りの提案をします。

 

 

勝手に間取りを作るわけではないのです。

 

 

では、なぜ何回も間取りの変更をしていると満足の行くプランが出来ないのでしょうか?

 

 

まず、ここでいう間取りの変更とは下記の通り。↓

・部屋の配置が大きく変わる変更 例 寝室を西から東へ変更、階段の位置の変更
・建物の外周の形が変わる変更
・階数が変わる変更
・他の部屋の形や物の配置に影響の出る変更
・屋根の形が大きく変わる変更



間取りを変更するほど満足できなくなる理由として筆者は下記のように考えます。↓

・4回以上大きな変更をしている時点でお客様が自分の要望を把握できていない。
・自分の要望を把握できていないまま、間取りを何回変更しても満足のいくプランは出来ない。
・2階建てか平屋にしたいかなど、階数を変更しているようでは一旦プランニングをやめたほうが良い。
・要は間取りを検討するタイミングではなく、自分たちの家に対するイメージや要望をまとめる時期である。
経験上、間取りを検討する段階で4回以上変更しているお客様には、自分たち家族の要望をまとめ直すことを進めます。
そうしないと、何回間取りの打ち合わせをして変更をしても、プランがまとまらないからです。
依頼する建築会社や設計事務所を変えても同じことです。
まとまらないということは、その後見積もりが出来てから、また間取りを変更したいという方が多いのです。
まずは、自分たち家族の要望をよく話し合い、今間取りを検討中で、何回も変更しているあなたは、再度要望を検討してみて下さい。
再度検討して、要望がまとまってから間取りの検討を進めたほうが必ず自分たちにとって満足のいく間取りが出来上がるはずです。


契約前、見積り提出後に対応できる変更

プランが出来上がり、見積りを進めていきます。

 

 

ここまで進んできてる時点でお客様は依頼する建築会社を決めていることと思います。

 

 

この段階で間取り・プランニングを変更したくなった時、筆者の場合どのような内容の変更であれば対応できるかをお話します。

 

1.窓の大きさの変更 (間取りの変更を伴わないもの)
2.窓を減らす、もしくは増やす変更(間取りの変更を伴わないもの)
3.家具屋クローゼットの大きさ、収納を増やす等、部屋の配置・形・大きさが変わらない変更
4.洗面脱衣室など、部屋の中で洗濯機等の置く位置を変える変更(間取りの変更を伴わないもの)
一般的な木造(在来工法、ツーバイフォー)で、プレハブ工法のような工場制作をしない工法の場合です。
建築会社によっては一切変更を受け付けないタイミングがあると思いますので確認してみて下さい。
先の項目に書いたような階数が変わる変更や、建物の形が大きく変わる変更、部屋の配置が変わる変更は、間取りができて見積りを始めた段階では変更しないほうが良いです。
見積り金額に大きく影響するだけでなく、建築会社によっては変更による追加費用を取る場合もあります。
予算に合わせるために、建物の規模を小さくする場合や、使うものの変更は問題ないと思います。


契約後、着工前、プレカット開始前まで対応できる変更

契約後は間取りの変更はできる限り変更しないようにしましょう。

 

契約後に間取りの変更をすると、追加費用が発生することがほとんどです。

 

では、契約後に変更できる間取りの変更は筆者の場合下記の内容と考えます。

 

・部屋の中での物の移動
・建具の位置、大きさ
・照明器具の位置
・テレビの位置
部屋の中に収納を作る、たてぐのいちを帰る等の変更にはまだ追加費用なく対応できるタイミングです。
ただし、契約した建築会社には必ず自分達の変更したい内容を早めに伝えておきましょう。
プレカットを開始している段階では、建具の位置の変更もできないわけではありませんが、追加費用が掛かってしまうでしょう。
窓の位置や大きさも同様です。
部屋の中でテレビを置く位置や、照明器具の位置などは工事の進行に合わせて決める期限がありますので、建築会社とよく相談して下さい。

コメント